− コモンズFP事務所のFiduciary Duty宣言 −
昨今、金融庁が唱えるフィデューシャリー・デューティーとは「他者の信任を得て、一定の任務を遂行すべき者が背負っている幅広い様々な役割・責任の総称」という意味になります。フィデューシャリーはラテン語でトラストという意味になり、信任という意味になります。なぜ最近、FD(Fiduciary Duty)という言葉が注目され始めたかというと、これまでのような規制だけでは顧客本位のビジネスをすることが難しいからです。
例えば、ファイナンシャルプランナーが行う資産運用アドバイスビジネスというのは、医師や弁護士と同じく、専門家と非専門家の間に情報の非対称性ができます。お客さまは自分で判断できない時は専門家のアドバイスに頼りたいと思っています。そのような関係性の中で、私たちは自己利益よりお客さまの利益を最優先して仕事をしなければなりません。
私が当事務所を設立した理由は、日本から投資初心者を無くし未来の経済的不安を抱えなくて済む平和な社会作りをビジネスを通じて行いたい、その1点です。
これまでの経験や同業他社などからの話を聞いて感じたことは、「今の日本で活動するFPや金融機関は、顧客の利益以上に自分や組織の金儲けが優先しているケースが多い」ということです。顧客の利益を優先させるにはどうしたらいいかを、この7年試行錯誤し行きついた結果が、「会社勤めを辞めて自分自身で徹底的にコストダウンをし、自分の知りうる限りの情報をお客様に合わせて提供することで顧客の利益を最大化する。」です。
これにより、お客さまのニーズに合わせた情報提供をさせてもらいつつ、多額の手数料を必要としないアドバイザーになることができました。また、保険や投資信託の販売といったコミッションビジネスよりもライフプランなどの相談料といったフィービジネスを優先する方が、お客さまから見ても、公平で透明性のある手数料体系になると確信しております。
コモンズFP事務所としてのフィデューシャリー・デューティーを自ら宣言・公表し、倫理観を持って仕事を行い、その宣言通りにできているかを継続的にモニタリングしていくことで、この宣言をただの建前にすることはなく、長期的にお客さまの信任を得ていくためのものとさせて頂きます。
2021年9月11日
コモンズFP事務所代表
小酒部真也
-コモンズFP事務所の6つの宣誓-
「 日本から投資初心者を無くし未来の経済的不安を抱えなくて済む平和な社会作りをビジネスを通じて行いたい。 」との想いで、当社は2018年に開業し、その想いに共感してくださったお客さまやビジネスパートナーの方々と共に、「信頼」を積み上げる努力を重ねて参りました。今後もお客さまから信頼して頂くため、当事務所は以下の宣誓を行います。
- 当事務所はお客さまの利益を第一に行動します
- 当事務所は経営の独立性を堅持するため、資本を集中し第三者からの不合理な圧力にも屈しません
- 当事務所はお客さまの要望に応じて金融商品の提案をさせて頂きます
- 当事務所はお客さまの要望に対して迅速に対応させて頂きます
- 当事務所は報酬手数料を抑えるために堅実な事業活動を行います
- 当事務所は正当な理由がない限りお客さまの担当変更を行いません
投稿者プロフィール
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名古屋市在住。個人を応援する30代の独立系FP。起業して6年目。
これまで1,500名以上のFP相談を受注。私自身「あの年齢の時に」「起業する前に」こんな情報を知っていたら、もっと早く確実に成果が出せたと思うことが沢山ありました。このブログでは、個人レベルで知っておくと役立つ、経済関係の時事ネタや家計・資産形成などについて、シンプルにかみ砕いてお伝えします。
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