事務所ブログ:2024年から始まる、新NISA制度とは

今回は、2024年から始まる新NISA制度についてです。

いつも当事務所のブログをご覧頂き、ありがとうございます。
名古屋と札幌で活動している、
独立系ファイナンシャルプランナーのおさかべです。

私の自己紹介になります。

https://note.com/masaya_osakabe/n/n4bbef3c72c14

今朝の日経新聞の1面に、NISA投資2階建てを2024年以降に行えるようにするとの記事がありました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53069130W9A201C1MM8000/

今回の記事のポイントをまとめました。

①新NISA制度では、年間122万円の投資を5年間で合計610万円行うことができます。
 年間122万円の内、20万円は低リスクの安定投資(1階建て)が優先的に行われます。
残りの102万円分でこれまで同様のリスクを取った投資(2階建て)を行うことができます。

②2024年以降は、現行のつみたてNISA制度と新NISA制度との選択制になります。
現行のつみたてNISA制度は、2037年から2042年末まで買い付けが5年間延長になりました。

③現行のジュニアNISA制度は、2023年末で終了になります。

図解するとこのような形になります。
(引用:新NISAが2024年から開始だけど積立方式併用でわかりにくい!シンプルな制度が希望 (kirarinasset.com))。

現行のNISA制度からの移行方法について

2024年からの新NISAですが、2023年末に一般NISA口座を開設している場合、
2024年に新NISAの口座が自動開設されます。

つまり、新たな申し込み手続きやマイナンバーなど、
本人確認書類を出し直す必要はありません。

一般NISAから新NISAへの移管について(ロールオーバー)

一般NISAは、非課税期間5年を過ぎた場合、
下記のどれかを選ぶことになっており新NISAにも引き継げます。

1.(何も手続きしないと)特定口座などの課税口座に移管

2. 売却する

3. 新たなNISA枠に移管(ロールオーバー)

※新NISAで対象外となる、レバレッジを効かせている投資信託、
上場株式のうち整理銘柄・管理銘柄などは不可能

例えば、2019年に投資していた株式や投資信託は、
2024年に期限を迎えますので、新NISA枠に移管するかどうかを考える必要があります。

今回の金融庁の意図としては、低リスク低コストの安定型の金融商品を入れることで、
国民に投資への安心感を感じてもらい、
さらなる金融投資の促進を促したいのだと思われます。

金融投資の基礎知識と経験がある方には、
リスクを取った投資枠が102万円となってしまうため、
物足りない改正と思われるかもしれません。

新NISA制度の投資対象の金融商品は、金融庁と証券業界が調整を進めていますが、
現状よりも低コストで高いリターンが見込める
投資信託などのファンドが採用されることが期待されます。

お問い合わせ | 名古屋と札幌での長期資産形成のご相談はコモンズFP事務所 (masaya.xyz)

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

*投資は自己責任でお願い致します

投稿者プロフィール

個人を応援する独立系FPおさかべ
個人を応援する独立系FPおさかべ(代表)
名古屋市在住。個人を応援する30代の独立系FP。起業して6年目。
これまで1,500名以上のFP相談を受注。私自身「あの年齢の時に」「起業する前に」こんな情報を知っていたら、もっと早く確実に成果が出せたと思うことが沢山ありました。このブログでは、個人レベルで知っておくと役立つ、経済関係の時事ネタや家計・資産形成などについて、シンプルにかみ砕いてお伝えします。

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この記事を書いた人

名古屋市在住。個人を応援する30代の独立系FP。起業して6年目。
これまで1,500名以上のFP相談を受注。私自身「あの年齢の時に」「起業する前に」こんな情報を知っていたら、もっと早く確実に成果が出せたと思うことが沢山ありました。このブログでは、個人レベルで知っておくと役立つ、経済関係の時事ネタや家計・資産形成などについて、シンプルにかみ砕いてお伝えします。