まずは、ジャネーの法則とは何か。例を交えて解説します。
「今すぐもらえる1万円と来年もらえる1万1千円、どっちがいい?」
こう問われたとしたら、どちらを選びますか?
すぐに判断ができず、迷う方も多いのではないでしょうか。
いつも事務所ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
名古屋と札幌で活動している、独立系ファイナンシャルプランナーのおさかべです。
私の自己紹介になります。
https://note.com/masaya_osakabe/n/n4bbef3c72c14
今回は、「ジャネーの法則と長期資産形成の関係について」になります。
仮に、小学生に対してさっきと同じ質問をすると、大体は「今すぐに1万円がほしい」という答えが返ってくるのではないでしょうか。
私も小学生時代なら、そう答えたと思います。
なぜ、こういうことになるのか。
大人と子どもでは、時間感覚が異なるからです。
子どもにとっては、未来のメリットが、目前のメリットに比べると小さく感じてしまうのです。
私自身も、特に小学生時代は毎日の時間をとても長く感じていました。
10歳を超えてからは、早く中学生になりたいと、よく思っていました(笑)
この時間感覚は、年齢に反比例すると言われています。
10歳の子どもの時間感覚では、40歳前後の方の4倍程度長く感じている
こちらの記事も参考になります。
【衝撃】子供と大人の時間感覚が違う理由はジャネーの法則だった!│さとやんブログ (satoyan.biz)
要するに、子どもにとっての1年後は、40歳前後の方にとっての4年後と同じくらいの長さに感じるということです。
個人的にも、高校時代の時から子どもの時より時間が過ぎるのをかなり早く感じていました。
恩師や家族からは、「大人になると、同じ時間でも子どもの時の半分以下の時間に感じるんだよ」と言われたことを今でも覚えています。
だからこそ、未来に対する目標への時間も、あっという間に過ぎてしまうのです。
社会人の資格の勉強や昇進試験の勉強なども、年単位であっという間に時間が経ってしまいますよね。
それでは、未来に対する目標を達成するためには、どうすればよいのでしょうか。
目先の誘惑に打ち勝つことが未来への目標達成に繋がる
当たり前っちゃ、当たり前ですけどね。
例えば、1年後に10㎏痩せるために、目の前のポテトチップスを我慢しよう。
例えば、3年後にマイホームを購入するために、目前の新車購入は控えよう。
このような、冷静な判断が必要になってきます。
人は弱いもので、誘惑の前では判断力を失い、誤った判断をしてしまいがちです。
そのためにも、冷静な時に、どのような選択肢が自分にとって、何がベストであるかを考えておく必要があります。
目先の誘惑に負けて、手を出すよりも「待つという選択」ができれば、未来の目標の方が、価値が大きいということが理解できます。
これは、長期資産形成にも共通する話になります。
資産を安定的に増やすには、どうしても「年数」が必要になります。
長期資産形成は、時間を「待つ」ことが、資産価値を大きくすることに貢献します。
下記の図は、日本人の年金運用を行っている、GPIFによる長期資産形成による運用結果になります。
参考までにGPIFのリンク先になります。
2022年度の運用状況|年金積立金管理運用独立行政法人 (gpif.go.jp)
一目瞭然ですよね。
今日から少しずつで良いので、ストイックになっていきましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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投稿者プロフィール
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名古屋市在住。個人を応援する30代の独立系FP。起業して6年目。
これまで1,500名以上のFP相談を受注。私自身「あの年齢の時に」「起業する前に」こんな情報を知っていたら、もっと早く確実に成果が出せたと思うことが沢山ありました。このブログでは、個人レベルで知っておくと役立つ、経済関係の時事ネタや家計・資産形成などについて、シンプルにかみ砕いてお伝えします。
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